こんにちは!「女性就職プロジェクト」のリリーです。今回は5/23に開催されたイベントのレポ[前・中・後]編と分けてお届けしております!
[中編]
【POINT3】価値観:女性観・仕事観・人生観
【POINT 4】松本さんからのメッセージ です!
皆様、今回も時間の限りお付き合いくださいませ(^^)
【POINT3】価値観:女性観・仕事観・人生観
[前編]でお届けした転換期、そののちどのような「価値観」が松本さんの軸や現在を創ったのでしょうか?
起業前と現在のお話をもとに考察してみましょう。
★19歳の松本さんが考えていたこと ハタチになったら… 「自分自身を誇れる人間に」 「『女子』じゃなくて素敵な『女性』になる」 「一人の人間としての価値を高めよう」 →教養・所作を一から見直した |
大人になるタイミングが目前に迫った松本さん、ご自身にとってこの「大人」になることが契機と考えていたいうことがわかります。具体的にはお箸や、字にはじまる様々な教養を身につけられるなど、立ちふるまい・所作に重点をおいてご自身を磨かれたそうです。
お話をお伺いしたとき、私たちはごく当たり前かのように「大人」になってしまっているのではないか、という思いに駆られました。(もちろん、それぞれの人生経験に基づきますし、万人にあてはまるわけではありませんが)私たちの現在の立場で当てはめるのであれば「社会人」になること、でしょうか。
どちらにせよ、自分で自分の成長を考える、なりたい姿に向かって着実に努力することはたった今から始めて損はなさそうですよね(笑)。
話を戻しましょう。当時から「大人」とは、「女性」とは、といった価値観を築きあげられていた松本さんは、ご自身のもつアイデンティティを最大限生かす選択をされました。「自分のもてる武器(アイデンティティ)はすべて生かし、使う」、そう考えれば人それぞれ、やるべきことが見えてきやすいのかもしれませんね。
★OL時代~現在の松本さん 「自信をもてるだけの努力をする」 「人のためを想う」 「お客様にファンになってもらう」 →ビジネスの本質 |
OL時代からのお話ではとくにビジネス観についてお伺いすることができました。松本さんのビジネス観で強く感じたのは「人に対する愛情」でした。相手の立場に立ち、まず時間を提供する。そしてお客様の幸せに携わる、そのための自身の努力は惜しまない。お伺いしていて、常にポジティブなサイクルを生み出すために、必然的に戦略を立てていかれたように感じました。
「人のために」生きるにあたって、まさに理想的なお仕事のあり方ですよね。それこそ松本さんの生き方だと思うのですが、経験してきたすべてをここまで余すことなく活かせるものなのかと感嘆の域でした。
同時に、私たちの先を歩く女性にこんな方がいるのかと思うとわくわくしますね。皆さんもそう思いませんか?
★現在の松本さん ☆会社の採用は女性のみ:理解しあえるから ☆昼職の女性が活躍できる環境・しくみ →がんばったらその分報酬 →企業型保育なども検討 ☆自分自身がロールモデルになる 仕事、人生…etc. ☆恋愛、結婚、出産 女性の市場価値は「若さ」? →年を経るごとに市場価値の増す女性とは? ⇒自立している女性 |
最後に現在の松本さんについてです。[前編]にもまとめましたが、松本さんの経営する株式会社Noveでは、女性のみの採用や産休・育休制度に加え、保育・子育てへの支援など、女性のライフイベントにフォーカスし、女性が活躍できる環境への取り組みを続けていらっしゃいます。女性だけの環境だからこそ互いに理解しあえるともおっしゃっていました。
さらに、現在も松本さんの目指す先はお仕事だけにとどまりません。「唯さんのように働きたい!生きたい!」と思ってもらえるように、ロールモデルとなれるよう努めたい、そのために年を経るごとに魅力的に、「自立」していくことが必要だというお話もされていました。精神的にも経済的にも自立している女性は、私たちからしてもとっても理想的ですよね。
【POINT4】松本さんからのメッセージ
現在女性がまだまだ活躍できていないことを肌で感じていらっしゃる松本さんが、私たち20代女性に伝えたいこと、考えてほしいことっていったい何でしょうか?
松本さんがおっしゃった4つのPOINTは以下の通りです。
★まずはやってみる★ →出会う人・仕事の縁を大切にする →やらない言い訳を考える前にやってみる ★自分の機嫌は自分でとる★ →精神環境を自分でコントロールする →自分のことをわかってあげる →どうしたらいいか考えてみる ★願望を強くもつ!口に出す!★ →想い、言葉を大切に。絶対にあきらめない。 →イメージすると思考は現実化する →言葉を聞いた誰かが運んできてくれることもある ★自分の価値を高めてもったいぶる★ →自分を「めちゃめちゃいい女だ」と思うこと。 →自分のためにけっして安売りはしないこと。 |
このPOINTをみて、後につづく私たちにできることは「今日からできること」をまず始めてみることですね。
とくに私は「自分の価値を高めてもったいぶる」というフレーズが刺さって、手帳に書き留めました。
というのも、今は少し違いますが、もともと自分に価値なんてないと思い込んでいたからです。でも、よく考えてみるとそんなこと当たり前なんですよね。
宝石の例えがわかりやすいかなと思うのですが、人は皆1人に1つずつ、原石を持っていると考えてみてください。磨いていない状態でしかも人とは種類も違う石を価値のあるものだと思う人っておそらく少数派じゃないですか。私はまさしくその状態だったと思います。
だから、とりあえず自分に合った方法でまず磨かないといけないし、何もしていない状態で買ってもらおうなんて難易度がとんでもないわけですよ。
何が言いたいのかというとやっぱり言葉通りで「自分(宝石)の価値を高めてもったいぶる(簡単に売らない)」ことをこれから大切にしようと思いました。
よかったら皆さんもこんな風(?)に自分のこととして考えてみてください。ぜひそれもお聞きしたいところですが、お話しできるまではひとまず手帳に忍ばせておいてくださいね(笑)
まだなんとなくピンとこない方も、知っておいてほしいのですが、気づいていないだけで、今の社会の中で私たちはけっこう危機的な立ち位置にいるんですよね。オクトエルの学生インターン生に関しては、このことに関心をもっている人が多いですが、この記事よんでいて、ピンとこないあなたもひとまずそういうものだと考えてください。
この女性の置かれている危機的状況を伝えるために、松本さんは私たちにメッセージを届けてくださいました。ここからどうするかは私たち次第だと思います。
せっかく知ったんだから、ここでまずは自分を変えてみる、というのもいいんじゃないでしょうか。
長々と話してしまいましたが、[中編]はこのあたりでしめたいと思います(^^)
今回はより現在に近い「大人」になった松本さんのエピソードや価値観などに触れていきました。
この月並みな文章で、皆さんにきちんとお届けできているのかいささか不安なのですが、松本さんの生き方、パワーを感じていただけていれば嬉しいです。
[後編]では、松本さんとイベント参加メンバーとのディスカッション録をお届けしたいと思います!!
引き続きどうぞお楽しみくださいませ。
様々な業種の女性社長に会いに行き女性社長の持つ価値観を学ぶ会を主催。
2020年6月までに月1回のペースでZoomを用いて開催。4人の女性社長にご登壇いただく。
運営は合同会社オクトエルの関西学生インターンが担当。