【イベントレポート】 5月23日
第2弾 女性社長に会いに行こう!後編

こんにちは!「女性就職プロジェクト」のリリーです。
今回は5/23に開催されたイベントのレポ[前・中・後]編と分けてお届けしております!

[後編]

【POINT5】ディスカッション 

イベント内で開催されたディスカッション「女性の強みとは」をメインでお届けいたします!

皆様、今回も時間の限りお付き合いくださいませ(^^) 

【POINT5】ディスカッション

実際のディスカッションのやりとりをまとめてみました。
文章にすると少し長くなってしまったのですが、お時間のある方はぜひご一読くださいませ。

POINTだけ知りたい!って方は、この記事の終わりにまとめていますのでそこまで飛んでもらってもいいですよ!!

では、ディスカッションスタートです(^^)

MC「テーマは『女性が第一線で活躍するためには女性ならではの強みを生かした方がよいのではないか』『ではその強みとは何か』です‼松本さん、いかがですか?」

松本「私は女性である特権をたくさん生かして起業して、幸せな人生ができていると思っています。起業に関してだけではなく女性はリスクのリカバリーが容易で、事前のリスクヘッジもしやすいという利点。男性よりも人に頼りやすいというのも利点だと感じています。」

参加者A「私自身、女性ならではの強みって、一言で表すのであれば愛嬌だなと思うんです。男性の強みは強さ、でも女性の方が心が強い。そこに + α 愛嬌がはいったら超最高だと思っていて、結局恋愛もお仕事もかわいいと思わせたら勝ちだと私は思うんですね(笑)私が仮に男性だとしても後輩と先輩の関係ってまさにそう。助けたくなるかわいさ、女性の場合はビジュアル、性別の面でかわいいと思わせやすくなるってところは圧倒的特権だと思うので『愛嬌』っていう言葉で表しました。」

松本「ほんとにおっしゃる通りだと思います。私は愛嬌っていうツールはほんとに大事にしていて、『愛される』キャラでいるって最強型やと思います。私はそもそもプライドが高かったので、学生時代なんかはなかなか愛嬌をみせるっていうのができなくて…でも愛嬌を出すことのメリットがこんなにもあるんだってことに気づけたので、無駄なプライドを捨てることができました。」

参加者B「私は愛嬌っていう言葉があんまり好きじゃないです。個人的に『女の子だから』っていう扱いを受けるのがきらいで、さっきおっしゃっていた愛嬌のメリットがほんとにわからなくて…。」

松本「多分、それぞれの経験が関係してると思うんですけど、たしかに愛嬌ってデメリットもあって…実は私が起業して、愛嬌を駆使して営業活動をしていると、それを裏目にとる人もいて、『(恋愛的な意味で)好意があるから』『色で営業をしている』と思われることがありました。勘違いから噂を流されたりしたことも。

たしかに愛嬌は出しすぎがよくないってところもあると思います。そこは見極めることが経験値にはなると思います。裏目にとる人もいるってことも知っていた方がよいのもあると思います。

結局は無駄にブリブリする必要はないんですよ。愛嬌ってなんであった方がよいのかというと、さっきも(Aが)おっしゃっていた通り、男性でも愛嬌のある発言・ふるまいで助けてもらうことができる。普段から甘えっぱなしというわけではなく、自分が本当に困ったときに助けを求めやすい環境づくりの一環として愛嬌は必要だと思ってるんですよ。と言われると、なんとなく理解できません?」

参加者B「はい、わかります。」

松本「ぶりっ子を無駄にしろって言ってるわけではないんですよ。私愛嬌のことを『ビジネスぶりっ子』ってよく言うんですけど(笑)私は『ビジネスぶりっ子』を公言していて、でも『ビジネス』なんで、『色』じゃないんですよっていうのははっきり言います。円滑なお取引もしたいし、私とのやり取りを楽しんでもらいたいので、『ビジネスぶりっ子』は正直します。と伝えます。」

参加者B「それを聞いてすっきりしました(笑)」

松本「よかったです!半分おちゃらけたキャラクターをやってるとそういうこともいいやすくもなりますし、私ももちろん女の子であるメリットは存分に生かしたいし、デメリットもできるだけ排除したいので、『いろいろな噂話を聞かれてると思いますけれども、あなた自身が私とかかわってくださるなかで思い感じたことをそのまま思ってもらったらそれでいいです。私は適当なことは一切しないですし、想いがあってビジネスをやっています。」と真剣に伝えることで本当にわかってもらいたいなっていう人たちには理解はしてもらうことができます。別に私は去るものを追うタイプではないので、思った通りに思えばいいというのは思いますね。実際に私がそうじゃなければいいだけの話なんで。

割と私は自分に自信も信念もあってちゃんと想いのあるビジネスをしていて、人のためにやっているっていう確固たる自信があるので、そう言い切っちゃいますね。」

参加者B「すごくわかりやすいです。ありがとうございます。

どうしても言葉自体に拒否反応してしまうので…

『ビジネスぶりっ子』に私は言い換えたいと思います」ありがとうございます。」

MC「愛嬌より『ビジネスぶりっ子』の方がすごいインパクトありますけどね(笑)松本さんがいうとそれも愛嬌だな、おもしろいなって思いますね。」

参加者C「はっきりお断りしたときに相手の顔色が変わってビジネスがうまくいかなくならないためにはどうすればいいんでしょう?」

松本「これに関しては、私はそこで顔色が変わってビジネスがうまくいかなくなったらそれまでの人で、女性だからこそ追う必要はないと思います。私は自分自身の価値を下げないために徹底してるんですよ。無駄な噂話があるからこそ徹底しているところなんです。愛嬌、『ビジネスぶりっ子』はするけれども恋愛じゃないです、ビジネスです、っていうのははっきり言って、それで嫌悪感出されるくらいだったら、いや別にじゃあいいです、ウチに頼んでもらわなくても同じようなビジネスやっているところ、いくらでもありますし、男性の方がされているところもあると思うんで、全然いってください。そんなんいらん、むしろ。みたいな(笑)」

参加者C「なるほど~。じゃあ、相手の顔色が変わってしまったときに、追ってしまうと逆に『色』で営業やってるみたいになってしまうので、線引きのためにもこっちだって引きます、ってなるわけですね!」

松本「そうです、そうです。自分からは絶対に追わないです。自分をもったいぶるっていう話にもつながってきます。『お願いします!ウチでやってください(泣)」みたいなビジネスを女性でやってると絶対にそこに乗っかられるんですよね。」

参加者C「あ~なるほど~。その態度をとってしまうと、じゃあちょっと…と危険になったときに、『私からお願いしてるし…』ってなって断りにくくなってしまいますもんね。」

松本「そうなんですよ。女性がビジネスをする上で絶対に大事にしてほしいことが『お願いします買ってください(契約してください)』って態度は絶対にとっちゃダメです。私はビジネスに対してプライド、誇りをもってるから絶対にそれを言わない。絶対にいいモノやと思ってるから相手に勧めるんですよ。あなたのために私はこのビジネスをやってると。それを提供してるから感謝の対価として報酬を頂いてるだけです。このスタンスは絶対に徹底していて崩さないので私は安い販売単価では売らないですし、だから自分の価値を保てていて、こういうブランディングしてるからこそ、相手がお金を払っているのに感謝されるんですよ。そう返せるとめちゃくちゃ楽でしょ?」

参加者C「たしかに…ビジネスでも恋愛でもしっかり自分の価値を高めたうえでもったいぶるっていうのがすごく大事なんですね。ありがとうございます、勉強になりました。」

MC「皆さんいろいろ、女性ならではの強みもあり、気をつけることでもあり、ですね。」

読み終えてくださった方、ありがとうございます!お疲れさまでした!
POINTを簡単にまとめると、

『女性が第一線で活躍するためには女性ならではの強みを生かした方がよいのではないか』
『ではその強みとは何か』

ANSWER
「媚びない愛されキャラになる」
 ★強み=愛嬌 もっている強みはすべて存分に使うとよい
        自分が本当に困ったときに助けを求めやすい環境をつくる
 ★愛嬌  ≠  媚びる ビジネスとの線引きは「女性」だからこそ必要!
          きちんと言葉にすること
          言葉にすることで離れていく人とはさようなら

だと思われます!!

今回、女性のもつ強みとして「愛嬌」が話題にのぼりました。「コミュニ―ケーション」において強みといえる「愛嬌」ですが、ディスカッションメンバーの意見は早々に割れていましたね。人により言葉自体に抱く感情が異なったようでした。どうしてなのかを考えてみます。

「愛嬌」を辞書で引いてみると…

①にこやかで、かわいらしいこと。
②ひょうきんで、憎めない表情・しぐさ。
③相手を喜ばせるような言葉・振る舞い。
④(多く「御愛嬌」の形で)座に興を添えるもの。ちょっとしたサービス。座興。

 およそ4つの意味があるようです。

例文では「愛嬌のある娘」、関連語には「男は度胸、女は愛嬌」とあり、「愛嬌」という言葉は女性を関連付けて使われやすいということがわかりました。「愛嬌のある青年」でも違和感はないはずですが…無意識に女性と結びつきやすい言葉のようです。

 一人ひとりのアイデンティティ、その捉え方・考え方もさまざまな私たちの中には、「愛嬌」という女性に使われがちな言葉、つまり「女性」のステレオタイプに対して嫌悪感をしめすメンバーが出てきました。

しかし、言葉を変えることは難しくても物事の捉え方を変えることで、どう生きていくかを変えていくことはできそうです。松本さんの言葉にもあった「自分の持てる武器は最大限使う」というのはまさにその通りだと思われます。自身の持つアイデンティティを負と捉えるのではなく、あくまで自身の武器として使うことは私たちにとって重要なことでしょう。

 ディスカッションでも感じていただけたかと思いますが、私たちが所属している女性就職プロジェクトでは、「女性らしさ」とのステレオタイプに対して疑問をもち、さまざまな考えをもつ女子学生が多く在籍しています。全員が女性であり、学生で、社会に出てゆくために就職活動に取り組んでいる、共通点が多い集団ですがそれでも十人十色、多種多様だと改めて感じることができました。

 どう生きていくべきかを模索し続ける私たちにとって、人生のロールモデルである女性社長さんとお話をすることは非常に貴重な密度の濃い時間でした。この文章を読んでいただいたあなたにも、価値観をひろげる時間になっていれば幸いです。

皆様、長い時間お付き合いいただきありがとうございました。

そして、今回私たちに貴重なお時間をくださったゲストの松本 唯さん、本当にありがとうございました!!

リリーでした(^^)

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