イベントレポ 第20回就活女子会

今回は11月27日に行われた第20回就活女子会のイベントレポートをお届けします。

 

今回のゲストは、サツマ電機株式会社代表取締役の梶川久美子様でした。

梶川様は、クレーン業界を始めとして、先端技術に対応した電動機用ブレーキの製造を行っておられます。また、転職コンサルタントと早稲田大学でのキャリアカウンセラーという経験をお持ちです。

今回、梶川様には今までのキャリアの話だけではなく、就職・転職のスペシャリストとしての経験を活かして私たちの就活に関する様々な為になるお話もしていただきました。

その中でも、梶川様が大切にしていらっしゃる「一隅を照らす」という言葉と、「梶川様の就活に関するアドバイス」についてお伝えします。

 

【「一隅(いちぐう)を照らす」とは】

日本の天台宗の開祖である、平安時代の僧『最澄』が著した山家学生式(さんげがくしょうしき)の冒頭にある一節です。

一隅とは、「今あなたがいるその場所」のことを指しています。つまり、自分が今置かれている場所や立場で、ベストを尽くして照らすことで、隣も光っていく。そして、町や社会が光っていく。小さな光が集まり、やがて日本を、世界を、地球を照らしていくという意味の言葉になっています。

梶川様はこの言葉を大切にされており、会社でも社員の方がイキイキとそれぞれの個性や「その人らしさ」を育てていけるような環境づくりを心掛けておられるそうです。

自分の好きで得意な所を伸ばしていき、お互いに良い影響を与え合うことで、やがて社会全体が明るく照らされていくという考え方はとても素敵だと感じました。

 

【梶川様の就活に関するアドバイス】

転職コンサルタントと早稲田大学でのキャリアカウンセラーという経験から、就職を前に今私たちがしておくべきことや、社会に出るために求められている社会人基礎力についてお話しいただきました。

社会人基礎力とは「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力から構成されています。「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006年に提唱しました。

今回は、その力を培うために、まずは「大学のレポートに真剣に取り組む」ことや、「PDCAを意識して取り組んでみる」「自分の好きな人だけでコミュニティを形成するのではなく、新しい人と出会って価値観を広げてみる」ことが大学生の私たちに必要だと教えて頂きました。

このみらい女子プロジェクトも、社会人の方や経営者の方に会って価値観を広げるとても良い機会であるというお言葉を頂戴いたしました。

梶川様は普段から人とのつながりを大切にされており、また感謝の気持ちを忘れずに過ごすことをモットーとしておられるそうです。

 

【最後に】

イベント以前から梶川様とメールでやり取りをしていた際も、梶川様はとても優しく親身になってくださっていました。私はクレーンに使用するブレーキの製造とはどのようなお仕事なのか大変興味があったため、当日を心待ちにしていました。当日も、暖かい笑顔で私たちのお話を聞いてくださり、終始和やかな雰囲気のまま終えることが出来ました。

今回のセミナーでは、クレーンに使用するブレーキがとても大切な役割を果たしており、クレーンの製造会社は正確な仕事を求められていることを知りました。

また、「一隅を照らす」という言葉を、スライドを使用して本文から説明して頂きました。自分の好きなものや得意な所を伸ばしていき、そしてお互いに良い影響を与え合うことで、やがて社会全体が明るく照らされていくのだということを知ることができました。

 

今回の参加者のみなさまも、就職活動において、他人に決められて行動するのではなく、自分の信念や好きな物に従って行動することが大切なことであると感じることができたのではないでしょうか。

今回のイベントの内容が、クレーン業界への興味や会社を選ぶ軸に繋がれば嬉しいです。

改めまして梶川様、参加者の皆様、みら女運営スタッフの皆様、ありがとうございました。

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