事業主として思う、退職代行サービスはいい?悪い?

こんにちは!島袋尚美です♪

 

このコーナーはキャリア支援をはじめ、複数の事業を展開するママ社長が人間関係や仕事などのお悩み相談にお答えするコーナーです。

5月末といえば、段々新しい生活にも慣れてくる時期ですね。正直、そろそろ転職を考えているという人もいるのではないでしょうか。

私は三菱系の銀行やIBMで働いてから独立したのでもちろん退職したことはありますが、当時は直接言うしかなく、私の人間関係構築が未熟だったこともあり、上司と少しもめてしまったことを覚えています。

今回は、巷で話題の退職代行サービスについてお話します。

 

退職代行サービスのいいと思うところ

様々な意見のある退職代行サービスですが、何事にも言えるように、もちろんメリットとデメリットがあります。

私の思うメリットは、精神的負担が軽減されることと、迅速な退職手続きができることです。

あとは、法的に守られることも、個人ではなかなか難しいのでいいなと思う点です。

特にパワハラがある職場や過重労働などで心身に不調をきたしている場合、退職の意向を伝えることが難しいと思います。

その精神的負荷はものすごいものでしょう。

退職代行を利用することで、直接の対話を避け、精神的な負担を軽減できるのは、その先の人生を見たときにもプラスだなと思います。

それに、退職の意思を伝えても、優秀な人材であるあまり、会社が引き止めたり、手続きを遅らせたりすることがありますよね。退職代行を利用することで、自分の希望の期日で迅速に退職手続きを進めることができます。

調べてみてびっくりしたと同時にいいなと思ったのが、弁護士や労働組合が関与する退職代行サービスがあることです。私の友人で給与が未払いだったり、辞めると言っている人には有給休暇は出せないと言われたなど、法的にNGな職場も残念ながらあります。

そういった職場から法的権利を守る手助けを受けることができるのは強いメリットだと思います。

 

退職代行サービスのあまりよくないと思うところ

反対に、デメリットだと思うのは、世代によってはかなりの嫌感を感じるという点、転職活動に不利となる可能性がある点、引き継ぎの不備となる可能性が高い点です。

退職の意思を自ら伝えることが社会人としての責任や礼儀と考える人が多く、特に年代が上がるとそれが顕著です。代行サービスの利用は不誠実と見なされがちで、転職活動に悪影響になる可能性があります。採用する企業は、前職の職場との整合性を確認することがあるので、印象が悪いと、転職面談中の会社の悪い印象を与えられかねません。

また、引き継ぎが十分に行われない可能性が高い!パソコンは郵送すればいいかもしれませんが、業務の細かいことは口頭で引き継いだ方がいいものが多いですからね。

それによって今まで構築した信頼関係が損なわれたら、とてももったいないと思います。

 

円満な退職に必要なこととは

退職代行サービスと使うにしても使わないにしても、大事なのは誠意です。

これからの長い社会人生活、わざわざ敵をつくる必要はありません。

誠意をもって人と接すること。されて嫌なことはしないこと。

道徳の授業のようですが、結局大事なのはここです。

どれだけ快適なサービスやAIが発達しても、人間はコミュニケーションをとって生きていく生き物です。

ぜひ、その会社にご縁がなかったとしても、人とはご縁を紡いでいくことを大事にしてみてください。

数十年後にすごいパワーを持って、あなたを助けてくれるかもしれませんよ。

 

以上、島袋尚美でした♪

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島袋尚美(しまぶくろなおみ)

経歴:沖縄県出身。2度のアメリカ留学を経験し筑波大学卒業後、システムエンジニアとして証券会社に入社。入社2年目でIBMに転職、同時にダブルワークで立ち上げの準備を開始。

 

28歳で独立し、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。国際結婚を経て、現在は子育てをしながらママ社長として、ITコンサルティング/ITエンジニアキャリア支援事業(Itoop)、クラフトビール事業(ジャングルブルワリー)、キャリア支援事業(Carellia)、ヴィーガンコンサルティング事業など複数の事業を手掛ける。

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