今回は、11月の就活女子会にゲストとしてお越しくださる吉田様にインタビューに伺いました!
【吉田様プロフィール】
吉田久美子様
株式会社ヌーヴェル・ヴァーグ代表取締役
東京都出身。法学部専攻。法曹界で働くことを目指していたが、アルバイトで知った広告の世界に魅せられ、ダブルスクールでコピーライターの学校に通い、PR会社社長に誘われ、大学4年の時からPR会社で働く。その後転職し別のPR会社勤務中に結婚。休職し夫の赴任先に同行する形で渡米。その後、夫の転勤とともに大阪で経営コンサルタント会社に勤務。夫の東京転勤を機に、かつての同僚が独立して始めたPR会社、ヌーヴェル・ヴァーグに参画。役員を経て2013年より代表取締役に就任。
1978年(大学4年) 株式会社プラップジャパン
大手シューズチェーン制作担当
ファッションビルPR担当
女性ファッションブランドPR担当
1983年 株式会社アヴァンティPR
外資系化粧品会社AE
メンズファッションブランドAE
海外農産物PR担当
国内下着メーカーAE
洋酒メーカーAE
1988年より株式会社ヌーヴェル・ヴァーグに参画。1991年より取締役。2013年代表取締役に就任。
【サービス内容】
PR活動:広報代行、PRコンサルティング
プロジェクト活動:イベントプロジェクト、危機管理広報プロジェクト、フレッシャーズプロジェクト、セミナー・講演会、メディアトレーニング、Web PR
【インタビュー内容】
インタビューのお部屋に案内されると、そこにはたくさんの化粧品のサンプルが並べられていました…!
棚のセクションごとに別のクライアントさんのものです。私たちは従業員8名で事業を行っていますので、様々な業種のお仕事を引き受けるというよりは、化粧品など、得意な
分野を中心にPRの仕事をしています。
従業員の方は皆さん女性でいらっしゃいますか?
はい。実は、私たちの会社に男性が入社されたことがありません。創業社長が美容・ファッションに興味があったので、美容・ファッションを取り扱う際は女性のみの方がコミュニケーションをとりやすいのではないかという考えがあったからです。広報という仕事は、女性の方が向いているのではないかと考えています。自動車やITなどのPRに関しては、男性の方がやりやすいこともありますが、男性ばかりのPR会社に女性が増えていったなどを目にし、女性の活躍を感じています。女性の方が人当たりが良いのでしょうか。男性でも優しい方ならば、広報の仕事に向いていると思います。
女性であることで苦労されたことはございますか?
私が就職した頃は、男女雇用機会均等法がまだありませんでしたので、女性の権利は抑圧されていました。今ではだいぶ平等に近づきましたが、男女平等の世界ランキングが121位ですので、まだ不平等です。この状況に違和感を覚えない人が多いこともどうにかしたいですね。
広報のお仕事の魅力はなんでしょうか?
広報の仕事は様々な業界の人に関わることができますし、何よりコミュニケーションスキルが身に付きます。コミュニケーションや現場の雰囲気、相手の言葉のニュアンスは、働いてみないとわからないことも多いと思います。一方、広報の仕事を経験してしまえば、どんな業界の広報に転職をしてもやっていけるのではないでしょうか。
就活生にアドバイスをお願いします!
今の時代、大学時代に人生設計をすることは難しいと思います。昔は、「大手の会社に入りたい」という考えが当たり前でした。今日では、大企業に入れば安泰、という考えは危険だと思います。今は会社ではなく、職業で仕事を選ぶべきではないでしょうか。例えば、データ分析のプロフェッショナルになりたいと考えるのであれば、企業の調査部に入り、日々変わるデータと向き合うなどして、働いているうちにスキルが身につきます。今は転職も当たり前の時代になっていますが、転職の際には即戦力が必要です。世の中ではゼネラリストも求められますが、それ以上に専門性が求められます。ですので、自分がどんなスキルを身につけたいか、そのためにはどんな仕事につけば良いかを考えるべきだと思います。
インタビューを通じて、根強く残る男性社会の話、キャリアについての話など、就活女子会で話していただきたいことをたくさん聞くことができました。取材陣は衝撃と納得の嵐でした!
吉田様、今回は、ご多忙の中インタビューにご協力くださりありがとうございました!