梅雨入りと夏至を迎える今日この頃ですね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は6月20日(日)に行われました第17回就活女子会のイベントレポートをお届けいたします!
今回のゲストは、株式会社ソーシャルECの代表取締役 佐藤亜美(つぐみ)様でした。
つぐみさんは、2016年に大学を卒業され、そこから介護の世界に進まれました。社会人として働く傍ら、ビジネススクールに通ったり、仕事を3つ掛け持ちする期間があったりと、とてもハードな日々を過ごしたようです。
つぐみさんは、社会人として働いてから感じたことをまとめてくださいました。
・採用担当部署と現場の乖離
・周りのレベル以上に自分のレベルは上がらない(本職+αで補う)
・貯金よりも自己投資
・自分の時間、お金の使い方を考える
・Takerに引っかかるな、Giverになれ
・自分が第一
相手に与える前に、まずは自分を大切に。そして、与える相手もきちんと見極めよう。そうお話ししてくださったつぐみさん。
何よりも環境が大切
自分が時間やお金を与える相手を見極めることも大切ですが、自分も与えてもらえるような、投資に値する存在であることも大切と語るつぐみさん。自分に与えてくれる人は、自分よりも地位の高い人であることが多く、そこから繋がっていくご縁もたくさんあります。
そして、人生をかけて成し遂げたいことがまだ見つかっていない人は特に、自分の周り100人を尊敬する人たちばかり集めることが大切だ、とつぐみさんは仰いました。尊敬する人から受けた言葉によって、心が動かされることもありますよね。逆に、マイナスの発言ばかりする人に囲まれると、モチベーションも湧きません。
どうやって職場を見極める?
つぐみさんは、職場を見極めるポイントを2点、教えてくださいました。
①方向性
…会社は、社員が同じ方向を向いて一丸となって、ビジョン達成に向かうもの。仮に、社員同士が互いにエネルギーを消費し合う関係性だと、意味がない。
②現場の人の口から出てくる言葉
…採用担当者だけではなく、現場の人にきちんと話を聞きに行く。
やりたいことは見つからない
「やりたいことを見つけよう」就活生は、自己分析をする中で、自分のやりたいことを見つけようとしている人が多いのではないでしょうか?
しかし、やりたいことは見つからない、とつぐみさんは語ります。やりたいことは見つけるのではなく、いかに自分の腹をくくるか、「これでやっていく」そう覚悟を決められるか。
ちなみに、つぐみさんが覚悟を決められた時は、
・介護業界で働くと決めた時
・ななしょくプロジェクトを始めた(要介護認定を受けても、はたらくという選択肢を当たり前にすると決めた)時
・市議会議員補欠選挙に出馬することを決めた時
だそうです。
今まで就活女子会にご登壇くださった方も、やりたいことがあって、それで起業される方が多かったため、覚悟を決めて起業に至ったというつぐみさんの経緯はとても新鮮に感じました。
就活生の中には、「会社の商品・サービスが好きだから、この会社に入りたい!」と考えることもあるのではないでしょうか。しかし、会社側の視点に立つと、「あなたは会社のお客様ではなく、提供者になるんだから、好きだけでは困る」という考えになりますよね。会社を通じて、何を成し遂げたいか、どんな覚悟があるのか。それが、志望動機につながります。確かに、社員インタビューを見ていても、「好きだから入社した」という記事は少なく、「仕事を通じてどんなことを成し遂げたい」と書かれているものが大半ですよね。
就活は何から始めた?
就活を始める時に、「業界分析をしなさい」という声を聞きますよね。そこでお勧めされるのが、業界分析ができる本。しかし、つぐみさんは、本の情報は信用しすぎず、ひたすら説明会に参加したり、現場の社員に話を聞きに行ったりしていたようです。説明会に行った時に、とてもいい話を聞いたとしても、帰り際に質問した時にあしらわれると、「この会社入って大丈夫かな」と不安になりますよね。その体験をしたことで、会社の見え方が変わる。つぐみさんは、情報収集型ではなく体験型の人間だと自覚されており、実際に会いに行くことを重視していたようです。
今回の就活女子会では、就活に関することや人との関わり方、将来の進み方など、様々なお話を伺うことができました。
つぐみさん、ご参加くださった皆様、お忙しい中お越しくださりありがとうございました!
次回の就活女子会は7月17日(土)です。お楽しみに!