今回は10月30日に行われたみら女QOLセミナーのイベントレポートをお届けします。
今回のゲストは、株式会社G-Placeフェムテック事業チーム フェムテックジャパンプロジェクトマネージャーの野口俊英様でした。
今回、野口様には、フェムテックの基本から、野口様がフェムテックジャパンプロジェクトを通じて目指していることまで、多くのお話をおうかがいできました。
その中でも、「フェムテックは意外と身近にある」、「野口様が女性・生理に対して思っていらっしゃること」についてお伝えします。
【フェムテックは意外と身近にある】
みなさん、フェムテックに当てはまるものと言われてどんなものを思い浮かべますか?
吸水ショーツや月経カップなど、最近見かけるようになった生理用品を思い浮かべる人が多いのでは内でしょうか?(そもそもフェムテックって何?フェムテックに当てはまるものと言われても何も思い浮かばない。という方もいらっしゃるかもしれません。)
なにはともあれ、フェムテック製品というと自分からは少し距離がある(製品は知っているけれどなじみがない/そもそも知らない)と考えている人が多いのではないでしょうか?
しかし野口様が、某有名生理日管理アプリもフェムテックの一例なのだとご紹介くださいました。
そう聞くと、一気にフェムテックとの距離が近くなった気がしませんか?
実際、イベント参加者の方からも「生理日管理アプリがフェムテックなんて知らなかった!」、「気付いていなかったけれど、自分もフェムテックをやっていたんだ」という感想をいただきました。
【野口様が女性・生理に対して思っていらっしゃること】
この内容は参加者の方からいただいた質問によるものですが、私自身もずっと気になっていたことでした。
今の日本では、まだまだ生理は女性だけのもので、男性との距離は大きいと思います。
その中で、野口様のように男性の中では生理に近いところで活動をされている方は、生理にどういう印象を持っているのだろうということに単純に興味がありました。
野口様はこの質問に対し、以下のことをおっしゃっていました。
・生理時の快適さをあきらめないでほしい
・生理用ナプキンで快適さを得られた人はたくさんいる
・「これまで良さそうと思って試してきた紙ナプキンが期待外れだった」という理由で、
よい紙ナプキンがあっても試さない人もいる。使う前から諦めずに試してほしい。
・良いものを使おうとすると、少し金額が上がるかもしれないが、ランチ代を1日節約する
だけでその金額は出すことができるので、行動してみてほしい
少しでも生理に対して不快に思っていることがあるのなら、今までの経験や金額を理由に諦めるのではなく、一度試してみると何かが変わるかもしれませんね!
【最後に】
イベント以前にお話させていただいた時から、フェムテックを誰でも参加できるものにしたいというお話を何度も伺っていたのが印象的でした。
今回のセミナーでは、アプリの例やナプキンの種類を変えてみるといったお話を通じて、フェムテックは意外と身近なんだ、フェムテックに関する行動は小さなことからできるんだと実感しました。
今回の参加者のみなさまも、フェムテックは難しいものではなくて、自分も参加できるものなんだと感じていただけたのではないでしょうか。
今回の内容をきっかけに、フェムテックに興味を持ち、より快適に過ごせる方が増えたら嬉しいです。
改めまして野口様、参加者の皆様、みら女運営スタッフの皆様、ありがとうございました。