株式会社ひろびろ 佐藤寛子様

株式会社ひろびろ 佐藤寛子様

【プロフィール】

株式会社ひろびろ 佐藤寛子様

大学卒業後介護の仕事に就き、現場での経験を積まれたその後、2006年にケアマネジャーの資格取得。10年以上ケアマネジャーとして働き、その後独立。令和2年の10月1日に施設等と併設していない、単独型の居宅介護支援事業所「支援センター船橋」を開設。公正中立な立場からひとりひとりに合った支援を提案している。ケアマネジャーを紡ぐ会のメンバーとしても活動をしている。

 

【インタビュー】

これまでのご経緯を教えてください。

大学では社会学部社会福祉学科に所属していました。社会福祉学科にいましたが学生の時は教職課程を取っていましたが、介護にはあまり触れていませんでした。きっかけは介護の道で働くことが決まっていた友達です。その友達に「やることが決まっていないなら私と一緒に介護の道で働こう」と声をかけてもらいました。それがきっかけでこの業界に入りました。

以前働いていた会社の社長は多方面で活躍されており、それらの活動の中から私に色々な役割を経験させてくださり、そこで沢山の学びを得る事ができました。大手の会社に入っていたらそんなに沢山経験はできなかったと思います。そこで視野は本当に広がりました。でも自分の思う介護の在り方を考えたうえで、勤務を続ける中で社長との考え方の違いを徐々に感じるようになりました。

それがきっかけで、しばらく色々悩んだ結果、先のことは考えてなかったのですが会社を辞めました。でもまた別の会社に入ってケアマネジャーとして働いても、今まで得た経験を最大限に使えないと思ったのです。そうしたら自分の成長が止まると思いました。決断する時は不安がありましたが覚悟を決め独立するという選択をしました。これからの自分の成長を止めないために、そして今まで見たこのない景色を見るためには独立して自分で始めるしかないと考えました。まさか自分が社長になるとは思ってもいませんでしたが、周りの皆さんに助けられながら今こうやって働くことができています。

 

―人生や仕事において大切にしていることは何でしょうか。

社長になってより一層感じるのは仲間の大切さです。お互いに助け合う仲間の存在があるからそこ今の自分がいると思います。頑張っている仲間がいるから私も頑張ることができています。そして感謝をすることも大切にしています。いつも応援してくれる方や助けてくれる人たちにどんな恩返しができるのかいつも考えています。一人前になっていつかは恩返しをしたいと思っています。

 

女性で良かったこと、損したことはありますか。

女性の笑顔って自然と周りを明るくする力があり、それは女性でいてよかったなと思います。何か失敗してしまっても暗い顔をせず笑顔でいることは大切だと思っています。働く上で性差をあまり意識したことはなく、女性であるからという理由で男性と仕事をしている中で差別を受けたことはありませんが、やはり体力面で見ると男性にはかなわない時があります。私も頑張らないとって思いますね。

 

―働き方のスタイルや休日の過ごされ方を教えてください。

働いている日は5時に起きてまずはブログを書きます。毎日投稿する事を習慣にしています。9時から業務をスタートします。日中は1日だいたい四軒のご利用者さんの家に訪問しています。18時に業務を終わらせたいのですが、最近はやる事が多く夜まで仕事をしている時もあります。夜はオンラインでケアマネジャーを紡ぐ会や、中小企業家同友会の勉強会に参加したりしています。

休日は土日なのですが、掃除をしたり平日にできない事をやっているとあっという間に1日が過ぎてしまいます。今は従業員もいなく、自宅とオフィスが同じ場所なのでどうしても仕事と休日の切り替えが難しく、休みでも仕事をしたりしています。この点については自分でも改善しなくては、と感じています。

 

―どんな人と一緒に働きたいですか。

前向きな人です。苦手なことやできない事が多少あっても、挑戦してみようという前向きな気持ちのある人と働きたいです。挑戦して失敗してもそれは経験値になるので問題はないと思っています。できないとはじめから言わず挑戦してみる気持ちがあるのは大切だと思っています。

―最後に大学生にメッセージをお願いします。

大学生って自由に使える時間が沢山ありますよね。それを有意義に使って欲しいです。個人的な意見ですが、社会人をまだ経験したことがない学生が将来の方向性を学生のうちに決めるのってすごく難しいと思います。経験したことがないので当然だと思います。だから学生のうちに基礎はしっかり学び、もっと具体的な方向性は社会人をやりながら考えていく。とりあえず迷っていたら行動する。理想の将来像を考えすぎて前に進めない、理想と違いすぎて落ち込むというより、とりあえず行動してみるというのが大切だと思います。


今回は実際にオフィスにお邪魔してインタビューを行いました。佐藤さんの自分の成長を止めないために独立を決めたという決断が本当に印象的でした。心の中でそう分かっていても、自分の気持ちを大切にして実際に行動するのは勇気と覚悟が必要だと思います。そうやって自分の気持ちに正直になって行動できる佐藤さんは素敵だなと思いました。ケアマネジャーのパイオニアとしてこれからも頑張ってください。私も何か迷いが出た時は、佐藤さんのお話を思い出して自分はどうする事ができるか考えたいと思います。佐藤さんありがとうございました。

 

 

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