ねこけん・560group 溝上奈緒子さん

2017年に世界初ともいわれる、猫と犬の無料の不妊、去勢専門の動物病院をつくった、NPO法人ねこけんを立ち上げた。ねこけんでは、殺処分「0」、野良猫「0」を目指し、飼い主の居ない猫達のTNRをメインに、猫の保護・里親探し・猫に関する相談対応等で殺される命を救う活動をしている。

7月17日、溝上社長にインタビューさせて頂きました!

―大学はどうされていましたか?

中国の大学に通っていました。中国にこだわりがあった訳ではなく、通っていた中国の大学が、日本の国立大学に太いパイプを持っていたので…つまり日本の大学へ簡単に行くためですね(笑)、後は、中国って国のマーケットがこれから伸びていくだろうなーと思って選びました。

―NPO法人ねこけんを立ち上げようと思ったきっかけの出来事は?

中国のペットショップ市場でたまたま、売られているわんちゃんを見かけたことがきっかけです。そこで、ものすごい衝撃を受けました。動物の福祉が最悪で、やせ細って、病気の子もいました。そのときに、病気のわんちゃんを飼って、病院に連れて行ってあげたいって思ったんです。でも、日本に連れて帰るのに、ものすごくお金がかかったんですよ。成田空港で検疫するため、半年間宿泊させなければならなくて、しかもそれが1日6000円で、現実的ではないと思いました。だから、「お金を出すから、病院に連れて行かせてくれ。病院の名前も教えるし、病気を治して元気になったら、またここに戻すから」と言いましたが、答えはノーだったわけです。「買ってくれるなら渡すけど」と返されてしまいました。小さな命1匹ですら助けられない自分自身にとっても腹が立ってしまって…泣きながら帰りました。そのとき絶対に、動物福祉をやりたいって思ったんですよ。「日本に帰国したら、あなたの仲間を助けるからね」って約束したんです。

―日本に戻ってからは、どうしましたか?

すぐ、どうやったら動物福祉の方に行くことができるかを考えて、約束を果たすために、どんどん実行に移していきました。中国のペットショップに出会うまで考えていた、中国の大学を経て、日本の国立大学に入るっていう予定は吹っ飛びました。

いきなり自分で動物福祉のボランティア団体を立ち上げるのはできないので、ボランティア団体としてある程度有名なところを探して、修行に入ることにしました。評判をみていて、「この団体すごく厳しい」っていう団体があった。そこの代表は学校の先生だから、教え方もうまいと思ったんですよ。そこで数年ボランティアとして修行させてもらったんです。その後、「ねこけん」という名前で団体をスタートしました。でも、団体だとちょっと弱いなと思って、すぐNPO法人ねこけんを自分でつくりました。そこから活動をどんどん広めていったんですね。

もちろん色んな壁にぶつかりました。やっぱお金がなきゃいけない、寄付に頼っちゃいけない…。お金を稼ぎなら活動をしていくっていう、バランスの良い団体を作らなければいけないという課題がありました。あとは、人間関係のトラブルがあって…一回ぐちゃぐちゃになったんですよ。でも今は、私が代表で統率して、幹部たちがいて、その下にSNS担当、譲渡担当みたいな感じで分岐してます。私はビジネスで、どう団体にお金を流すかを考えています。おかげで現在はNPO法人だけでも、しっかり資金はあります。

―会社がなきゃだめだって思ったきっかけは何ですか?

きっかけはちょっとしたきっかけで…。不妊去勢のための、動物病院をいきなりやりたいと思ったんですよ。でも、定款(個々の私法人の組織・活動について定めた根本規則)を変えるのに、私が立ち上げた当時は、NPO法人だと半年くらいかかったんですよ。「そんな待てないよ!」って思って、定款が3日くらいで変えることができる株式会社を作りました。それだけやるのもつまらないから、輸入や動物病院を増やしたりしてます。NPO法人を基礎にした株式会社ですね。

(ねこけんの職員さんが、別の仕事をしつつ、子猫にミルクを与えている様子。)

―中国に行ってなかったら、現在の自分はなかったですか?

絶対にないです!犬や猫はすきだけど、めっちゃ救いたい!とかも全く思ってなかったです。小さい頃も、「野良猫さんがいる〜」ってくらいで…。中国のぺットショップ市場に行って、…衝撃!なにこれ、おかしい!虐待だ!っていう風に思ってしまったんですね。やりたいことができたのは、確かだと思います。

―性格も変わりましたか?

性格はずっとこんな感じです。常に野心とかがあったりします。やりたいことが見つかるまでは、何か勉強し続けようと思ってました。やりたいことが見つかったとき、パッとできるような態勢を取っておきたかったんです。実行するのにも、迷わない性格です。大学の学費も、生活費も、自分で高校生の時にビジネスで稼いだお金で通いました。自分が「稼げる!」と思ったところに目を付けたら、即実行しました。

あとは…一生懸命やるってことにこだわってます。何かを始めたらとにかく一生懸命やってみようって。

―なんで常に一生懸命なんですか?

一生懸命やっているうちに、いつも何か開けるから。でも、昔はむしろ、一生懸命型ではなく、いかに労力を少なくして、評価されるかを考えるような、完全な要領型でした。出席日数が足りてるか、とか…大学も付属行った方が楽…とか、そんなことばっかり考えてました。だから、中国の大学に行った動機も不純じゃないですか(笑)やっぱり、中国のペットショップの出来事がきっかけで、全力出し切るようになりました。あの出来事で、生き方が変わりましたね。

―活動の上で男性社会の壁を感じたことはありますか?

特に意識してませんね…。むしろ男だったら成功してなかったかも。女がやるから「すごいんじゃん」みたいな感じで見られる。そこをプラスに捉えてますね。女に生まれて良かったって思います!

片足を失っている保護猫の様子を見る溝上社長。

―やりたい仕事がない場合は、どうすればいいでしょうか?

まず、仕事って好きじゃないと続かないんですよ。だから私は、仕事を選ぶ上で、一番大切なことはお金じゃなくて、好きなことを選ぶべきだと思います。好きなことがないなら、「この作業がすき」、このどっちかで選ぶべきだと思います。続けるためには、それしかないかなって。続けることに意味があると思ってます。

就職するに当たって、会社の経営を考えてほしい。意識するだけでもいいので。例えば、節約するためにコピーを両面するとか。経営者側が喜ぶんですよね。ただの作業ではなくて、少しでも意識して作業するのとは違う。きちんと会社のことを考えると、やっつけじゃなくなるから、いい仕事ができると思います。

―今集まってる人は、どうやって集まってきたんですか?

勝手に集まってきたかな。募集したことないです(笑)社員も勝手に「働かしてください!」みたいな感じで来たので、「うん、いいよ~」みたいな。「履歴書です!」って持ってこられても、いらないって言ってます。うちの社員で、履歴書出している人、一人もいないんじゃないかな。会社に絶対必要なマイナンバーとか、年金手帳とかは出してもらうけど…。履歴書をみると、私が履歴書の影響を受けてしまって、邪魔になっちゃうんです。例えば、本当は仕事ができなくても、いい大学を出ていると、仕事ができると勘違いしてしまう。私は少なくとも学歴ではなく、人間的なところを見てますし、教えてあげたい。私、絶対怒んないんですよ、社員に。何かあっても、「しょうがないじゃない?次頑張ろうか」みたいな(笑)

あと、普通の大きい会社より、うちの会社のほうが給料いいと思います(笑)

うちに来て、後悔はさせませんよ!

溝上さん及びねこけん・560グループの皆様、インタビューにご協力頂き、ありがとうございました!

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