株式会社第一住宅 代表取締役 鈴木智恵様

株式会社第一住宅
代表取締役 鈴木智恵様

【プロフィール】
全国ペットシッター協会認定ペットシッター、2013年キャットシッターwith開業。2019年3月、事業承継により株式会社第一住宅代表取締役に就任。キャットシッターの経験を活かした猫共生型分譲戸建住宅を発売し、中国中央テレビ国際財政情報のニュース番組や新聞、専門紙で取り上げられるなど、国内外のメディアからも注目を集める。2019年11月、日本ペットシッター協会東京支部にて「猫も人も楽しく暮らせる住まいづくり」をテーマに講師を務めたり、2021年2月には猫飼育者の支援を目的とした株式会社キジトラを設立したりするなど、猫と暮らす環境を様々な目線で追及している。

 

―社長に就任した経緯について教えてください。

私は元々、個人事業としてキャットシッターの仕事をしていました。父が株式会社第一住宅を設立したのですが、後継者がいませんでした。私の離婚をきっかけに、父から「よかったらやってみるか」と打診がありました。悩んだ末、二代目社長に就任することを決めました。経営のことを全く知らない状態からのスタートでしたので、不安は大きかったですが、父にノウハウを学びながら、周囲に支えてもらって今があります。

 

―猫住宅のアイデアはどのように生まれたのですか。

キャットシッターという仕事は、お客様のご自宅に訪問をして猫のお世話をします。キャットシッターとして色々な住まいを見ていくなかで、猫にとっても住環境がとても大事であると気が付きました。不動産業をしていて、猫と不動産をつなげたいと思い、猫住宅を始めました。当時は私も猫2匹と暮らしていて、実際に自宅を猫仕様にリフォームをしたところ、猫たちが元気にいきいきと暮らす姿を目の当たりにしました。是非、猫住宅を世の中に広めたいなと思い活動をしています。

―女性で良かったこと、逆に苦労することはありますか。

不動産業・建築業界は、まだまだ男性が多い業界だと思います。初めの頃は女性だからとなめられてはいけないと思って、気を張っていました。しかしいざ働いてみると、男女関係なくお互いに補い合う関係ができているなと感じました。女性社長というのが珍しいので、メディアに取り上げられたり、お客様から親しみやすいと言われたりすると、女性で良かったなと思います。キャットシッターをしている時にも、女性のお客様に安心してご利用していただけるので、得をしたなと思います。

 

―仕事をする上で大切にされていることはありますか。

普段から役割分担というのを意識しています。私は社長という立場ですが、社員にはそれぞれの得意分野があり、プロフェッショナルだと思っています。個の力を大切に、みんなで補い合っています。大きい企業とは違って、規模が小さい分小回りが利きますし、お客様の声も直接聞きやすいです。それぞれが力を発揮して、柔軟に動くことを大切にしています。また、社長として働く環境づくりも重要だと感じています。会社で「猫手当」という制度がありまして、猫を飼っている社員には手当を渡しています。猫も生き物なので、いつ病気になるか分からないし、そういった時にも「猫のそばにいてあげて」と言い合えるような環境づくりをしています。子どもやペットに限らず、みんなで助け合える職場にしたいですね。

 

―どんな人と働きたいですか。

仕事を楽しめる人、どうしたら楽しくできるかを考える人と働きたいです。与えられたものをこなすだけではなく、自分から提案をしてくれると、すごく嬉しいですね。私がきっちり管理するというよりも、個々に任せている部分が多いので、そのような方が相性がいいと思います。

 

―普段の過ごし方について教えてください。

朝は始業時間の8:30に他の社員と同じように出社しています。その時にメール・新聞のチェックや返信を行います。あとは、基本的には外部の方とお話や打ち合わせをすることが多いです。一応オンオフの認識はありますが、何かあれば電話は365日いつでも対応しますし、休みの日の外出中も仕事のアイデアを考えたりしています。仕事が楽しいので、プライベートでも仕事のことを考えていますね。

 

―就活生に向けてメッセージをお願いします!

仕事でもプライベートでもそうですが、今将来のプランを考えていても、その通りになる可能性は低いですよね。なので、その時その時をもっと大切に、自分を信じて行動してほしいです。私自身も、苦しい時期がありましたが、今が一番楽しいと思い続けています。今までの経験が今に活きていることはたくさんありますし、苦しくても必ず自分の糧になっていきます。自分がどうなっていくかは結局自分次第ですよね。

 

 

今回は、猫住宅を開発した鈴木様にインタビューをしました。ずっと今が一番楽しいと思えることってとても素敵だなと思いました!お忙しいところ、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

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