みなさんこんにちは。 梅雨も明け、いよいよ夏本番となりました。 夏休みももうすぐ始まりますね。
さて、今回は7月17日に開催されました第18回就活女子会のイベントレポートをお届けします。
今回のゲストは株式会社第一住宅 代表取締役 鈴木智恵様でした。
鈴木様はキャットシッターとしての経験を活かされ現在は猫と一緒に住みやすい住宅を提案している不動産会社、そして株式会社キジトラの2つの会社を経営されております。
「自分の好きなこと、やりたいことをして生きていく」
この言葉は、皆さんもよく耳にすると思います。これを聞いて、皆さんは、どう思いますか?理想論?そうしたいけど・・・・・、実際、何をどうすれば、好きなことを仕事にしていけるのかわかりませんよね?少なくとも、私は、「自分の好きなこと、やりたいことをして生きていく」という言葉を聞くたびに、そう思っていました。そして、「自分の好きなこと、やりたいことをして生きていく」ことができる人は、何か特別な才能がある人で、若いころから特別な存在で、順風満帆な人生を送っている人だと思っていました。そして、鈴木社長もそんな方だと思っていました。
ところが、まったくそうではありませんでした。
最初に、鈴木社長がおっしゃってくださったのが、
「私は特別な人間ではありません。最初に就職を失敗し、鬱や離婚も経験しました。今回は、それらも含めて、皆さんには、包み隠さず、お話ししたいと思います。それによって、皆さんの参考になれば、または、そういうことを避けるための反面教師としてでも、役立てて頂ければと思います。」
もう、初めから驚きの連続でした。
そんな、普段、なかなか口にしづらいことまで、私たちのためにお話ししてくださるなんて。そして、鈴木社長も、好きなこと、やりたいことをして生きていく生活に
たどりつくまでに、いろいろあったのだということを知りました。最初から順風満帆の人生ではなかったのです。なんていうか、遠い存在だった、鈴木社長が、この一言で、少し身近に感じられるようになりました。
鈴木社長は、いろいろあった結果、「自分の好きなこと、やりたいことをして生きていく」ようになるのに、大事だとおもったことを5つのポイントにまとめてくださいました。
その5つとは、
|
です。それぞれについて、説明します。
- 限界を知る
まずは、限界を知ることです。鈴木社長は、一度、就職先に失敗して、鬱を経験しています。がんばって、がんばって、気が付いたら限界を超えていて、ある日突然起き上がれなくなってしまったそうです。その意味で、自分の限界を知ることの大事さを強調されていました。鬱になるほどでなくても、生きていると、いろいろありますから、落ち込まない人なんていませんよね。鈴木社長は「落ち込んだ時は、独りで抱え込まずに、素直に周りに助けを求める」ようにアドバイスをくれました。鈴木社長自身は、なかなかそれが出来ずに苦しかったそうです。そんなとき、姉妹ネコの里親になることで、猫の世話で鬱を忘れ、「猫のために頑張らないと!」と働く気力が出てきたそうです。
- 経験は必ず糧になる、糧にする
私たちは、就活で自己分析をします。でも、自己分析の結果、考えすぎて、前に進めず、悩みが深まってしまう方も多いと思います。鈴木社長は、そのような時に、行動する重要性を強調していらっしゃいました。行動すれば、当然、「うまくいくこと」ばかりではなく、「うまくいかないこと」も起こります。でも、その「うまくいかないこと」も含めて、たくさんの経験を積み重ねた先に、自分の好きなことで生きていく力が身についてくるというアドバイスを頂きました。もし、いま、うまくいなかなくて落ち込んでいる日々を過ごしていたとしても、その経験は、「いつかかならず役に立つ時が来る」とも教えていただきました。さらには、「いつか必ず、役立てる!経験は糧にする」という考えが重要だと強調していただきました。
- 自分だけの武器を持つ
鈴木社長は、鬱から復職する際に、20代の時に取得した宅建の資格がとても役に立ったそうです。さらに、猫に救われたことからキャットシッターの資格も持っており、その2つの資格を重ね合わせた先に、今の仕事が生まれたとお話ししてくださいました。資格は、わかりやすい1つの例ですが、社会で生きていくために、何か1つでも資格ではなくてもいいので、自分だけの強み(武器)を持つことの重要性を強調されていました。それを持つことでトラブルやアクシデントに出会っても、再び立ち上がるきっかけを得られるともお話ししてくれました。
- 一人でも生き抜ける力をつける
女性として生きていく上で選択肢を広げるためには、「金銭面的に自立することも重要である。」ことを伝えてくださいました。誰かに依存せず、一人でも生きていけるようにする。確かに大切ですよね。その広がった選択肢の先に、「自分の好きなこと、やりたいことをして生きていく」生活があると教えてくださいました。
- ワクワクする方向へ進む
そうはいっても、人生では、分岐点や選択肢に直面して、どちらを選んでよいか迷うこともあると思います。鈴木社長も、これまで、何度も、迷うことがあったそうです。そのたびに、鈴木社長は、自分の直感に従って、ワクワクする方向を選んできたそうです。その結果、「自分の好きなこと、やりたいことをして生きていく」生活ができるようになったと教えてくださいました。
私は今回の鈴木社長のお話を聞いて、「自分の好きなこと、やりたいことをして生きていく」ようにしたいと思っていても、どうしても、考えすぎて行動できないまま月日が過ぎてしまっていることを自覚しました。これからは、
- 限界を知る
- 経験は必ず糧になる、糧にする
- 自分だけの武器を持つ
- 一人でも生き抜ける力をつける
- ワクワクする方向へ進む
という、今回、学んだことを糧に、あまり考えすぎず、とりあえず行動していきたいと思います。 今回の就活女子会では、自分がどんな社会人になりたいのか、そのために今私ができることは何なのか。そんなことを考えさせられる就活女子会でした。 鈴木様の今までの経歴や、物事の考え方など、どれも興味深くあっという間に終わってしまいました。参加者に皆様にも「もっと、お話が聞きたかった」という声が多かったです。
鈴木社長、ご参加いただいた皆様、お忙しい中ありがとうございました。
次回の第19回就活女子会は8月21日です。 ゲストは藤沢女性のクリニックもんま院長の門間美佳先生をお迎えします。クリニックの経営者という視点に加えて、これから社会人になる就活女子の皆様に、「今だからこそお伝えしたい」ことがたくさんあるそうです。皆さんも、婦人科にいつかはお世話になると思いますので、そんなときに「知っている産婦人科の女医がいる」ことがどんなに安心できて素晴らしいことかは想像がつくのではないでしょうか。そのような機会を逃すことのないように、是非、皆様のご参加をお待ちしております。
現在、参加申し込みは、みらい女子プロジェクトの運営のLINEもしくはメールにて受け付けています。
参加希望の方はご連絡ください。次回の就活女子会で会えるのを楽しみにしております。